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石鹸に使う植物油の選び方と配合の考え方

整理されたキッチンカウンターにコーヒー用品と掃除用品が並んでいる。

オリーブ、ヤシ、米ぬか、シアバター、それぞれの役割

石鹸の配合を考えるとき、最初に決めるのは使う油脂の種類と比率です。油脂によって泡立ちの質、石鹸の硬さ、洗い上がりの感触が変わります。Red Vestibuleでは2002年から配合ノートに記録を続けており、試行錯誤の結果として現在の配合に落ち着いています。

オリーブオイルの特性

オリーブオイルはオレイン酸を多く含み、肌への刺激が少ない油脂です。石鹸にすると泡がきめ細かく、洗い上がりがしっとりします。ただし、オリーブオイルだけで作った石鹸(カスティーリャ石鹸)は柔らかく、熟成に時間がかかります。Red Vestibuleのオリーブ&和薄荷はオリーブオイルを主油としていますが、硬さを出すためにヤシ油を加えています。

ヤシ油の役割

ヤシ油はラウリン酸を多く含み、泡立ちをよくする効果があります。石鹸を硬くする働きもあるため、多くの配合でベース油として使われます。ただし、配合量が多すぎると洗い上がりが乾燥しやすくなります。Red Vestibuleでは全体の20〜30%を目安にしています。

ヤシ油の比率を下げると石鹸が柔らかくなり、熟成期間が長くなります。無香料・白はオリーブオイルとヤシ油だけのシンプルな配合で、敏感肌向けにヤシ油を25%に抑えています。

米ぬか油とシアバターの使い方

米ぬか油はビタミンEを含み、酸化しにくい特性があります。石鹸にしたときの泡がやわらかく、洗い上がりに独特のなめらかさが出ます。ヒノキ&米ぬかでは米ぬか油を30%配合しており、これが洗い上がりの柔らかさの主な理由です。

シアバターは固形の植物脂で、保湿成分を多く含みます。石鹸に加えると保湿寄りの仕上がりになりますが、配合量が多すぎると熟成後も表面がべたつくことがあります。カカオ&シアバターでは試行錯誤の末に20%に落ち着きました。

油脂の選び方に正解はなく、使う人の肌質や好みによって最適な配合は変わります。配合に迷う場合は、お問い合わせフォームからご相談ください。

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